2020年6月24日

神輿と山車が連動しない珍しい祭りである

放生祭(ほうぜまつり)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

若狭小浜は文化の交差点

「放生祭」とは、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める「放生会(ほうじょうえ)」の宗教行事であり、京都府八幡市の石清水八幡宮で貞観4年に始められたものです。祭りの棒振りは頭に獅子の被り物をつけ、衣装や動作もユニーク。これは川越藩主酒井忠勝が小浜藩に国替えされたとき、故郷を偲んで川越から「ささら獅子」を呼び寄せたもの。また、衣装や色彩などは日本古来のものではなく、西ヨーロッパの影響も受けているのではないかと思われる風体。小浜は北前船の要港で、都文化を海路で全国に発信する港でもあったのです。精緻な山車、そして雅なお囃子。これは地域のゆとりと文化混交の魅力を燦然と放つ祭り。

実施日/9月敬老の日直前の土曜日~日曜日
場所/福井県小浜市 八幡神社~小浜市街地
電話/0770-62-2082(若狭おばま観光案内所)
交通/JR小浜線「小浜」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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